お客様皆さんがこだわりをもって住まいを建てようとしているわけでは
ありません。
特別なこだわりがなかったり、お考えの整理がつかず上手く言葉で
表現できないお客様がほとんどです。
打ち合わせを通じて、小さなことや些細なこと、敷地の条件などからも
キーワードは見つかります。
そのキーワードを導き出し、掘り下げていくことによって、
お客様にとって住まいやすく魅力のある住まいを創り上げることが
私どもの仕事です。
それは日常生活や趣味の中に埋もれているかもしれませんし、
私どもと雑談をしていく中の何気ないたった一言から見つかることも
あります。
全ての敷地と全ての人に適した住宅などありません。私どもの仕事は、
施主様のライフスタイルに合った空間を建築という形で
創造することです。
敷地の周辺調査、お客様の要望確認、それに対するアドバイスの段階で
設計料はいただいておりません。ご安心ください。
ご要望がまとまり、こちらでプラン作成にとりかかる際に、
設計契約を締結するとともに、予定工事費の5%
(もしくは最低金額として10万円)をお支払いいただくことになります。
短くすることは可能です。
ただし、前提条件があります。
設計とは、要望確認、打合せ、提案を幾度となく繰り返していく
作業なのですが、お客様ご自身の意思決定が早ければ早いほど、
設計期間は縮められます。
つまり、設計する私どもはもちろんのこと、お客様の側でも
努力していただく必要があります。
具体的には、私どもが提案するスケジュールどおりに打ち合わせの日時を設け、意思決定をしていただくことができれば、設計期間短縮は
可能です。
土地探しの段階から参加させていただけることは大歓迎です。
周辺環境を読み取り建物をイメージしつつ土地のお話しができますし、
地盤の強さ・上下水の引込み状況などについてもアドバイスできます。
値の張る住宅分譲地以外でも掘り出し物件を探すことが可能です。
こちらで不動産屋さんをご紹介してもいいですし、
お客様と一緒に土地を探すことも可能です。
なお、設計依頼を前提として土地探しからお手伝いさせていただく場合、基本的に料金はいただいておりません。
設計事務所ではあらかじめ施工者を決めているわけではありませんから、
もちろん可能です。
工務店や工事会社の場合は「当事務所で作成した設計図面に対する
見積金額」と「お客様のご予算」に折り合いのつくことが前提となります。
大工さんの場合は元請となる施工者を選定したあと、その施工者に
下請金額も含めて直接折衝することになります。
「施主に指名された」となると施工者側には「高くても使ってもらえるはず」という心理が働くため、見積金額の下がる可能性は極端に低くなります。
ですが、その分の予算オーバーを容認していただけるのであれば、
施主様の付き合いや義理を果たすことはできるのではないか、
と考えています。
ただし、技術力不足の場合には後々建主さんにご迷惑がかかることが
あるということも申し添えておきます。
お知り合いだからこそ、不具合があったとしても言い出しにくかったり、
手直しが遅れたりする可能性があります。
施工者と利害関係をもたず、第3者の立場で、工事監理を行うことが
設計事務所に依頼することの最大のメリットのひとつですが、
それゆえに設計事務所は自社で施工することはできません。
実施設計図面が完成し、施工者からの見積査定を経てようやく
工事費が確定できることになりますから、設計期間中はお客様から
伺った予算に沿うべく経験に基づいて設計していくことになります。
設計期間中に必要に応じて「概算工事見積書」を作成する場合も
ありますが、施工者の請負工事金額を保証することはできません。
私どもとの住まいづくりは、施主様のライフスタイルに合った
他にはない完全オリジナル住宅になりますので、最終完成形も
パースや模型から想像してもらうししかありません。
できる限りわかりやすく理解できるように勤めますが、
「できあがるまでわからない」ことは楽しみでもあり一つの醍醐味、
と思っていただく施主様の寛容さも必要なのかもしれません。
現在はネット環境が整っており、メールにて密に連絡を
取り合うことも可能ですから、日本全国または海外からでも
設計監理をお受けいたします。
建設予定地が遠隔地の場合、施工者は建設地周辺地域から
選択することになり、当事務所が週1回の工事監理で
現場に出向く出張費用については、別途ご請求させて
いただいております。
また当社は、東京、島根、徳島にサブオフィスを構えておりますので、
関西はもちろん、サブオフィスのある関東、中国、四国地方においては
交通費の一部分のみのご請求となります。
ご請求金額は地域により異なりますので、詳しくはその都度
お問い合わせください。